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うつ病イクメンの健康生活委員会

男にも更年期があります。 40歳を過ぎた後、心身ともに不調になり実感しました。 不眠に陥り、仕事や日常生活にも支障が出てきて、自殺まで考えたこともありました。 幸いにも、良い精神科医に出会い、薬で症状が収まり、安眠できるようになりました。 今は、薬を飲みながらも、ストレスを抱えないように読書や映画を楽しみ、よく眠れるように、アロマやストレッチをし、健康であり続けるために、ウォーキングやグリーンスムージーに励んでいます。 同じ症状に悩む人に参考になれば嬉しいです。

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イーサン・ウォッターズ著「クレイジー・ライク・アメリカ」を読むーうつ病はアメリカの製薬会社が宣伝し、輸出した!ー 

ノンフィクション「クレイジー・ライク・アメリカ」は、日本でのうつ病が広まるきっかけは、アメリカの製薬会社のキャンペーンによるところが大きいという、患者にはショッキングな内容の本です。
 

クレイジー・ライク・アメリカ: 心の病はいかに輸出されたか

クレイジー・ライク・アメリカ: 心の病はいかに輸出されたか

 
本書は、アメリカにおける精神医療が、ナイキやマクドナルド、アップルのように諸外国の文化を考えずに輸出された実態をルポしています。対象は、香港の拒食症、スリランカのPTSDザンジバル統合失調症、そして、日本におけるうつ病鬱病)です。
 
高度成長期における日本の(特にビジネスマンの)自殺率の高さは、潜在的なうつ病患者が多いのに適切に治療されてこなかったというのが、製薬会社の論理です。そこで、SSRI系の投薬を推進するために、「うつは心の風邪」という言葉をキャンペーンをにマスコミ等を利用して、巧みに日本人社会に鬱病治療を浸透させたことを主張しています。
 
投薬に助けられている患者がいることも事実なので、読んでいると複雑な気落ちになってきます。
 
ただ、WEBでうつ病支援団体のホームページは、実は製薬会社の後援を得ているとの記述があり、そこは気をつけたいものです。
 
資本主義の論理ですべてが、アメリカの大企業の利益につながっていると考えると怖くなり、その点では、一読の価値あり。これが、日本の精神医療のおける、何も考えずに薬だけ与える医者の存在につながっているのでしょう。でも、薬がなくても困るよねというのが本音なので、全てを否定するのもやめておきたいです。